★対象年齢別・少女漫画雑誌一覧
「そもそも少女漫画って?」のページで、「少女雑誌に掲載される漫画 = 少女漫画」という定義を紹介しました。 このページでは、「じゃあ少女漫画雑誌ってどんなのがあるの?」ということで、主な雑誌の一覧を載せてみたいと思います。 必ずしも全てを網羅しているわけではありませんのでご注意ください。
・表の項目は、上から「コミックスレーベル」「出版社」「刊行スパン」「有名な作品」になっています。
【小学生~】りぼん
りぼんマスコットコミックス | |
集英社 | |
月刊 | |
「こどものおもちゃ」「神風怪盗ジャンヌ」「ご近所物語」「ひよ恋」 |
なかよし
講談社コミックスなかよし | |
講談社 | |
月刊 | |
「美少女戦士セーラームーン」「カードキャプターさくら」「わたしに××しなさい!」 |
ちゃお
ちゃおコミックス |
|
小学館 |
|
月刊 | |
「こっちむいて!みい子」「きらりん☆レボリューション」「極上!!めちゃモテ委員長」 |
マーガレット
マーガレットコミックス | |
集英社 |
|
月2回刊 | |
「エースをねらえ!」「花より男子」「メイちゃんの執事」 |
別冊マーガレット
マーガレットコミックス | |
集英社 |
|
月刊 | |
「ラブ★コン」「アオハライド」「俺物語!!」「君に届け」 |
別冊フレンド
講談社コミックス別冊フレンド | |
講談社 | |
月刊 | |
「ライフ」「近キョリ恋愛」「L♥DK」「ヤマトナデシコ七変化♥」 |
花とゆめ
花とゆめコミックス | |
白泉社 | |
月2回刊 | |
「赤ちゃんと僕」「動物のお医者さん」「花ざかりの君たちへ」「神様はじめました」 |
別冊花とゆめ
花とゆめコミックス | |
白泉社 | |
月刊 | |
「パタリロ!」「ガラスの仮面」「オトメン(乙男)」 |
Sho-Comi
フラワーコミックス | |
小学館 | |
月2回刊 | |
「快感♥フレーズ」「僕は妹に恋をする」「絶対彼氏。」「今日、恋をはじめます」 |
LaLa
花とゆめコミックス | |
白泉社 | |
月刊 | |
「金色のコルダ」「彼氏彼女の事情」「桜蘭高校ホスト部」「夏目友人帳」 |
Cheese!
フラワーコミックス | |
小学館 | |
月刊 | |
「先生のお気に入り!」「ぴんとこな」「カノジョは嘘を愛しすぎてる」 |
月刊プリンセス
プリンセスコミックス | |
秋田書店 | |
月刊 | |
「悪魔の花嫁」「エロイカより愛をこめて」「妖精国の騎士」「タブロウ・ゲート」 |
ベツコミ
ベツコミフラワーコミックス | |
小学館 | |
月刊 | |
「BASARA」「砂時計」「僕等がいた」「Piece」 |
デザート
KCデザート | |
講談社 | |
月刊 | |
「コスプレ☆アニマル」「となりの怪物くん」「好きっていいなよ。」 |
Cookie
マーガレットコミックス、りぼんマスコットコミックス Cookie | |
集英社 | |
月刊 | |
「NANA -ナナ-」「潔く柔く」「きせかえユカちゃん」「Honey Bitter」 |
プリンセスGOLD
プリンセスコミックス | |
秋田書店 | |
月刊 | |
「花冠の竜の姫君」「蘭珠堂薬本舗」「学園ヘヴン」 |
ミステリーボニータ
ボニータコミックス | |
秋田書店 | |
月刊 | |
「九 neuntote」「パレードはどこへ行くの?」「クジラの子らは砂上に歌う」 |
月刊Asuka
あすかコミックスDX | |
角川書店 | |
月刊 | |
「裏切りは僕の名前を知っている」「心霊探偵 八雲」「X」「山田太郎ものがたり」 |
ウィングス
ウィングスコミックス | |
新書館 | |
隔月刊 | |
「プリンセス・プリンセス」「西洋骨董洋菓子店」「Cafe吉祥寺で」「魔法使いの娘」 |
シルフ
シルフコミックス | |
KADOKAWA アスキー・メディアワークス | |
月刊 | |
「アルカナ・ファミリア」「薄桜鬼」「うたの☆プリンスさまっ♪」 |
コミックZERO-SUM
ZERO-SUMコミックス | |
一迅社 | |
月刊 | |
「ストレンジ・プラス」「LOVELESS」「最遊記RELOAD BLAST」 |
★雑誌のカラーを知ること
「雑誌ごとの年齢区分は曖昧である」と書きましたが、雑誌ごとの「カラー」というものは確かにあります。
また、年齢区分(特に児童向けとハイティーン向けの境)は、内容に制約があるという点において、漫画家側も無視できないジャンル分けです。
自由度が高いという点では、対象年齢が高い雑誌の方が、比較的「自分の描きたいもの」を追及できます。
ただ、対象年齢が高ければ高いほど、「ストーリー」「作画技術」ともに、より高度なものを求められるのも事実です。
少女漫画を読んで育った、目の肥えた読者を相手にしていくわけですから、作りこんだファンタジーの世界観や、複雑な人間関係、リアルな恋愛描写など、自分の個性と強みを客観的に把握して、並み居る列強作家さんたちと戦っていかなくてはいけません。
だからといって、児童向け雑誌の漫画家になる方がハードルが低いかというと、実はそうでもありません。
児童向けは、意外なほど」「分かりやすいシンプルさ」を徹底して求められます。
また、児童への悪影響などにも敏感なため、「描いちゃいけないこと」も多いです。
ストーリー、設定、セリフ選びに至るまで気を遣わなくてはならず、自由度は低いです。(最近は緩和傾向にあるようですが)
また、同年代向けであっても、雑誌ごとに作品カラーは異なります。
・絵柄(目の描き方や表情)
・主人公の性格、男子のキャラ
・世界観(ファンタジーが多い等)
・作風(シリアス、ライト)
こういった視点から各雑誌を読み比べて、自分が描いている(描きたい)漫画がどの雑誌のカラーに近いのか把握することで、「どこを目指せばいいのか」という目標が立てやすくなります。
具体的に、目標とする作家が「3人」いる状態がベストです。
好きな漫画は、漫画家志望者にとって最高の教材です。
人気作と自分の作品はどこが違うのか。
自分はこの作品のどこに強く惹かれるのか。
ストーリー、作画、キャラクターなど、あらゆる面から研究し尽くすことこそ、漫画上達への近道です。