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ストーリーの基礎知識【2】~おもしろい話とは

ストーリーの基礎知識【2】~おもしろい話とは

★「おもしろい話」とは「伝わる話」

前回の「ストーリーの基礎知識【1】~構成の基礎~」に続いて、ストーリー創作の基礎知識についてお話ししていきます。

 

起承転結などを用いて、物語の「構成」をきちんと意識してストーリーを作ることができれば、ひとまず「物語の基礎」は完成です。

しかし、この段階で「魅力的な物語」を書けている人は、ごく少数だと思います。
魅力的な物語とは、つまり、多くの人を惹きつける物語。
簡単に言えば、おもしろいということです。

この「おもしろい」物語をつくるというのが、ストーリー創作においてもっとも難しいところです。

なぜなら、「自分は面白いと思って作ったのに、ほかの人が見ても全然面白くない」ことが本当に多いから。

生まれ持って才能がある人、センスがいい人でない限り、初心者なら誰もがつまずくのが、ここです。
それも、自分では原因に気づきにくいものなので、悲しいことにこの壁が原因で筆を折ってしまう人も少なくありません。
ここでつまずくと、書き手としては本当に苦しい思いをします。

では、なんで他の人は面白いと思ってくれないのか?

自分の感覚がずれているから?
センスがなさすぎるから?

ほとんどの場合、ちがいます。
自分が考えた話を、他の人が面白いと思ってくれない理由。

それは、せっかくの面白さが伝わっていないからです。

では、なぜ面白さを伝えることができないのでしょうか?

★メリハリが大事な理由

初心者が作ったストーリーは、物語が淡々と進み、起伏に乏しくなりがちです。
「どこが面白いのかわからない」まま、なんとなく最後までいってしまう。
本当は面白い部分もあるのに、それを面白いと感じる前に、読者が話に飽きてしまう。

まずはその問題を回避する策をとる必要があります。

読者の心というのはけっこう冷たいもので、少しでも退屈さを感じると、すぐ物語への興味を失ってしまいます。
特に近年、漫画アプリなどで「一話無料」「一巻無料」「試し読み」の文化が広まったため、漫画は「暇つぶしに無料でちょっと読んでみておもしろかったら買う」と考える読者が増加傾向にあります。

お金を払って買った単行本や漫画雑誌と違い、無料で読んでいるうちは自分のお財布も痛まないので、つまらなかったら即、読むのをやめるのです。

業界的な話をすると、編集者は特にその傾向に敏感になっています。

今後プロになって連載や読み切りを描くことになった場合、編集者からは「一話で読者を夢中にさせるインパクトを!」という注文を必ずつけられると思います。
商業で漫画を描くというのは、「読者に買ってもらえなければ描きつづけることができない」という世界です。

一部の天才以外が生き残っていくには、堅実に技術を身につけ、戦略的にストーリーを立てていく必要があります。

読者の心を物語の世界に引きずり込むために重要なのは、インパクトメリハリです。

☆「インパクト」と「メリハリ」

インパクトは、簡単に言えば話のネタ。一言で読者に印象づける要素です。

この要素ははっきり言って、当てるのが本当に難しい。
漫画家のセンスが問われる部分であり、出版して読者に読まれるまで、漫画家にも編集者にも正解がわからないという難問です。

この要素については別記事にてくわしく解説しようと思います。

そしてもう1つは、メリハリ
こちらは先ほどの「インパクト」とちがい、テクニカルな要素です。

練習すれば技術として身につけることができます

メリハリとは、物語を平坦にしないということ。

ショッキングなシーンでは、主人公を徹底的に追いつめる。
ハッピーなシーンでは、これでもかと胸キュン要素をつめこむ。

読者をいかにハラハラにさせて、その後、いかに気持ちよくさせるか、という技術です。

これができるようになると、仮に「インパクト」の要素が超一流でなくても、読者を飽きさせずに物語の最後まで読ませることができるようになります。

基本的な考え方については、次回に解説します。



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えこたけ

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元漫画家志望。現在は別の形で出版関係(創作側)の仕事をしています。ご連絡はこちらまで。

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